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診療内容

性感染症(STI)

少し前までは、STD(Sexually Transmitted Disease、性行為感染症)といわれていましたが、最近ではSTI(Sexually Transmitted Infection、性感染症)といわれるようになってきました。大切なことは、早めに専門医の診察を受けることです。STI に限らず、病気は早期治療が功を奏するからです。以下、STIの代表的な疾患を紹介します。いずれにしてもパー トナーの検査、治療も必要です。

淋病(淋菌性尿道炎)

淋病とは、淋菌という病原菌によって引き起こされる尿道の炎症です。オーラルセックス(ノドの奥に淋菌がいることがある)や性行為によって感染し、2~10日程度の潜伏期を経過して、尿道からウミがジクジクと出て、尿の出始めにペニスの先が痛くなれば、淋病の疑い濃厚です。 これを無理に我慢していると、炎症が慢性化してしまい、淋菌が体の中に入って前立腺炎や副睾丸炎になることもあります。 最近は薬が効きにくくなってきており、治療に時間がかかることがあります。
女性の場合、感染しても少量のおりものがある程度なので、気が付かない人がほとんどです。そのため、感染が広がって子宮付属器炎から腹膜炎などを起こしてしまうこともあります。「いつもと違うな」と思ったら受診をおすすめします。ノドの奥に淋菌がいても、ほとんど症状はありません。

非淋菌性尿道炎(クラミジア感染症)

淋菌以外の雑菌によって尿道に炎症を引き起こした場合『非淋菌性尿道炎』と言い、その多くは“クラミジア”と呼ばれる非常に小さな生物によるものです。淋菌と同じようにオーラルセックスや性行為によって感染しますが、潜伏期は1~3週間で、症状としては、淋病よりも軽く、排尿時にペニスの先になんとなく不快感があるといったものです。ウミは少し出るか、ほとんど出ないこともあります。
診断は、男性の場合、初尿(出始めの尿)を検査してクラミジアがいるかどうか調べます。放置すると、淋病と同じように、前立腺炎や副睾丸炎を引き起こすこともあります。治療は、抗生物質を1~2週間服用後、同じ検査をしてクラミジアが消えていることを確認します。
女性の場合は、淋病と同じで、ほとんど症状がありません。放っておくと炎症が広がってしまうこともありますので早めに受診して下さい。ノドの奥にクラミジアがいても、ほとんど症状はありません。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(Herpes Simplex Virus, HSV)の感染によって、性器やその周辺に潰瘍や水疱などの病変が生じる疾患です。HSVは、性器に感染すると、神経を伝って体の奥に潜伏します。潜伏 しているHSVは、風邪、疲れ、ストレスなど、体の抵抗力が低下したときや、紫外線などの刺激により、神経を伝って皮膚や粘膜に現れ、病変を形成します。このため、病気の発症には、3種類あります。

初感染初発

これは、文字通り、初めて侵入したHSVによって引き起こされるもので、性的接触から、2~10日ほどで発症します。この場合は、 病巣が広範囲で、症状が強く、発熱やリンパ節の腫脹、強い痛みを伴うことが多いです。

非初感染初発(誘発型)

過去に感染したときは無症状であって、何らかの誘因によって、初めて病変を経験することです。過去とはいっても、いつ感染したものかは判断不能です。

再発

過去に性器ヘルペスの発症があり、同様の症状が出現するもの。

治療は、内服薬、軟膏治療がなされますが、潜伏しているHSVを退治するものはありません。 また、本人は無症状でもHSVを排泄している場合があり、自覚症状が無くても、相手に感染させることがあります。もし、今までに発症したことのない人なら、本人も病気に気付かないまま、相手に感染させてしまうことがあります。

カンジダ性亀頭包皮炎

“カンジダ”という真菌によって亀頭や包皮が赤くなり、かゆみを伴うこともある病気で、豆腐のカスのような白いものが付着することが特徴です。軟膏治療で良くなりますが、完全に良くなったと思っても、長い目に軟膏を塗って下さい。

尖圭(せんけい)コンジローマ

生殖器や、その周辺に発生する、ヒト乳頭腫ウイルス(Human Papilloma Virus, HPV)の感染症です。表面がとげとげした、カリフラワーのような、乳頭状、鶏冠状で、淡紅色ないし褐色のイボができます。ほとんどは痛くも痒くもありません。発生する場所は、ペニス、陰嚢、大小陰唇、膣、子宮膣部などの性器だけでなく、肛門周囲、肛門内、尿道内のこともあり、時には口角、鼻腔内に発生することもあります。自然治癒することもあり、また、どんどん増えることもあります。特に女性では、子宮頚癌との関連があるともいわれているため、定期的な通院が必要な場合もあります。一度治療しても、再発することも多く、最低でも3ヵ月は、再発がないことを確認する必要があります。 当院では、主にレーザー治療をしています。予約は不要、治療当日から入浴も可能です。

梅毒

病原体は、梅毒トレポネーマというものです。感染経路は、性行為または類似の行為による直接感染で、外陰部(男性はペニス、女性は膣部が多い)が最も重要ですが、最近では性行為の変化に伴って、口腔粘膜、肛門周囲などからも侵入します。感染機会後、約3週間で侵入部に硬いシコリができます(初期硬結)。 しかし、場合によっては初期硬結がみられないこともあります。初期硬結はやがて真ん中からつぶれ、ジクジクしてきます。でも、痛みはありません。その後、足の付け根の辺りに痛みのないシコリができ(リンパ節腫大)、初期硬結のあった部分は2~3週間で治ってしまいます。 さらに、感染後3ヵ月を過ぎると全身にバラ疹といわれる発疹が見られるようになります。診断は、採血によりますが、感染後6週間は検査をしてもわからない可能性があるので、疑わしいときは再度検査が必要です。治療は、おもにペニシリン系の抗生物質の内服を2~4週間行い、採血で確認しますが、なかなか治らない場合はエイズの合併も考えなければなりません。

エイズ

エイズとは

「エイズ」は、「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」というウイルスに感染することで、外部から侵入した細菌やウイルスなどから身を守る免疫システムが破壊されてしまう病気です。その結果、健康なら感染しないような「カリニ肺炎」、「カンジダ症」などのさまざまな感染症や「エイズ脳症」などの病気が引き起こされます。

エイズの感染源

HIVは、白血球の一種である「リンパ球」の中に潜んでいます。したがって、リンパ球を多く含む、血液、精液、膣分泌液、母乳が感染源となります。これらによる感染経路は、血液感染、性行為、母子感染の3つですが、現在ではほとんどが性行為による感染です。 涙、汗、唾液、尿などを通じて感染することはありません。ですから、

  • 排泄物や便器に触れても感染しません。
  • 手に触れたり、つり革や手すりに触っても感染しません。
  • お風呂やプールでは感染しません。
  • 食器やタオル、ハンカチの共有では感染しません。
  • キスは、傷がつくほどの激しいものでなければ大丈夫です。

HIV感染の予防

HIV感染は予防できます。不特定多数の人との性行為は避け、信頼できるパートナーに限るようにしましょう。また、コンドームを必ず使用しましょう。射精の直前だけでなく、性行為の始めから終わりまで正しく装着することが肝心です。感染の不安があるときは、積極的にエイズの検査を受けましょう。エイズに感染する危険のある行為をした場合、思い当たる日から3ヵ月以後に検査(採血5ml程度)を受けて下さい。日本では、最寄りの保健所(匿名、無料)などで、検査可能です。問い合わせ先、検査日、時間などのくわしいことは、 こちらをクリックして下さい。ちなみに、当院では実費として3,000円で行っております。
最近では、エイズの発症を遅らせる治療法が発達しています。また、発症しても感染症などの治療が進んでおり、必ずしも死に至る病気ではなくなってきています。早期に的確な治療を受けるためにも、感染の有無を確認しておくことが重要です。